【ゲシャヴィレッジ農園 チャカ】

コーヒー豆ラインナップ

ゲシャビレッジ農園の軌跡

2007年にエチオピア政府から
コーヒーのドキュメンタリー映画の
製作依頼をきっかけに

エチオピアの人々に魅了された
アダム氏とレイチェル夫人。

夫妻が最終的に
辿り着いた場所は、
Gesha種発祥の地である
Gesha村でした。

何よりも人を大切に


一目でこの地に惚れ込んだ夫妻が
最初に行った事は
現地メアニット族との
共生への話し合いです。

Shaya氏とOma氏を族長とする
メアニット族は何世紀も
この地の守護者として、
その大地を守り続けており、
彼らの理解・連携が最重要課題でした。

夫妻は

環境保全・促進に基づく農園づくりを
時間をかけて説明し、
自然・人・コーヒーの共存・共生の
理解・承認を得て、

現在の自然体系を崩さない様、
新たに 30,000本のシェードツリーの
植木等を行っています。

立ちはだかる障壁


当時、政府によって
数年前に道路が敷かれたとはいえ、

農園まで首都アディスから
車で丸二日かかりました。

農園を訪問するだけでなく、
農園建設資材運搬など困難を極めました。

川に橋を渡し、
人手を確保し、
一つずつ地道に困難を乗り越え、
一年かけて農園を開設しました。

Geshaの原種を求めて

農園から約20kmに位置する
Gesha種の原生林
ゴリゲシャの森(Gori Gesha Forest)は、

ジャングルそのもので、
猛獣対策の警備員付きでの
探検そのものでした。

ジャングルを歩き続け、
遭難の危機にも瀕し、

辿りついたのは

ジャスミンの香りが広がる
Gesha種の現生地。

様々なGesha種が実を付けていました。

ゴリゲシャの森から持ち帰った
様々な品種から選別した6種を
試験的に栽培し、

試行錯誤の後、
次の3品種に絞りました。

  • Gori Gesha 2011 (GG)
    ゴリ・ゲシャの森の遺伝子多様性を
    反映する品種
  • Gesha 1931 (G31)
    木の形態や果実の
    サイズ、外観、カップ品質が
    パナマ・ゲイシャに最も酷似した品種.
  • Illubabor Forest1974 (IF)
    エチオピアのリサーチセンターで
    採択された耐病性品種。
    1974年にイルバボアの森にて採取。

類まれな品質を誇る
希少品種ゲイシャ種ですが、
持続的な生産を
続ける農家は多くありません。

その理由は、

ハイブリッド品種はおろか、
伝統品種と比較しても

著しく生産量が低いだけでなく、
原生種である所以でもあるのですが、

チェリーの色づきが様々で、
真紅やボルドーだけでなく、
ピンクや赤茶など
木々によって違いがあり、

収穫時のピッカーに
高い精度が求められる為でもあります。

また病害虫に対する耐性等も
未知数な部分が大きく、
リスクが非常に高い品種とも言えます。

それでも・・・

ゲシャ種を作り続ける理由

誇り高きメアニット族が
何世紀にもわたり守り続けてきた
ゲイシャ発祥の地で、

彼らと連携・共生し、
世界最高峰の品質を生産することで 
エチオピアの素晴らしさを
更に世界に広めたいからです。

アダム氏とレイチェル夫人は、
現状に満足せず、
これからも様々な試行錯誤を行い、

更なる品質の向上と共に、
地域住民の生活水準の向上を
目標に日々細心の注意を払いながら、

一つ一つの工程を
全力で取り組んでいます。

生産地:エチオピアゲシャヴィレッジ農園
標高:1,909~2,069m  
品種:イルバボールフォレスト、ゲイシャ
処理:ナチュラル

幻想的華やかさ、フローラル
グレープフルーツ、 ジャスミン、
ベリーやスパークリングを
イメージする風味が口の中に
広がる余韻があります。